A・C点滴(血管内抗炎症点滴/アンチ・サイトカイン点滴)
当クリニックでは、金澤武道医師が研究した「点滴療法」を2018年から2020年まで導入。その後は、点滴療法を参考にして、さらに精度を高めた検査をはじめ、血圧や血糖、脂質などを管理し、抗血小板薬による血小板凝集能の調整を含む点滴療法を行います。数ヶ月後に再度MRI+MRA を撮り、治療前の検査結果と比較しながら臨床経過を観察します。

脳梗塞になってしまうと、右半身か左半身のいずれかに運動麻痺が起きたり、言葉がうまく話せなくなったり、意識がはっきりしなくなったりします。後遺症で体の麻痺や言語障害など深刻な状態になり、多くの方々は社会復帰が難しく、日常生活に手助けが必要になることも少なくありません。
A・C点滴(血管内抗炎症点滴)では、細くなった(狭窄した)血管を広げ、若返らせて血流を良くする目的で、症状の改善・回復を目指します。脳梗塞の前触れである。
※未病状態に対して治療することが最大の目的の方法です。病気から未病へと発想を転換し、脳梗塞を起こす前に未病治療を行うことで、脳梗塞と後遺症から患者さんを守ります。
脳梗塞を起こす前に治療を開始できないか?
脳梗塞は発症してしまうと命が助かっても深刻な後遺症が残ってしまい、その後の生活に支障をきたします。脳血管を梗塞(脳神経細胞の死)へと進展させないように、脳梗塞の前病変である脳梗塞未病の状態で治療することが必要です。脳梗塞未病はいずれ脳梗塞に進行する運命にあるので、今この状態で治療を受けられるかどうかはその後の人生を左右することにもなり、命とその後の人生を救うためには脳梗塞の未病状態での治療が必要なのです。

A・C点滴(脳梗塞未病治療)の流れ
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血液検査・MRI画像検査
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診断
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A・C点滴開始(5~10回)
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画像検査
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診断
脳梗塞未病治療A・C点滴の実際
血小板凝集能の測定や画像検査MRI+MRAなどの検査により、血小板凝集能の亢進や脳動脈の狭窄が多く認められ、脳梗塞の未病であると診断された方には治療を始めます。

A・C点滴(血管内抗炎症点滴)では、80%以上の患者様にて血管の血流が改善されています。しびれやめまいなどの症状があり、そのままにすると脳梗塞に進んでしまう可能性があった方が、ほとんどの症例で何らかの改善点がみられています。この点滴療法によって発症を防ぐか、あるいは遅延させることが可能であると考えられます。
心筋梗塞・肺梗塞にも有効な未病点滴治療
この点滴療法は、心臓の冠動脈の狭窄や肺臓の血流、また下肢動脈の狭窄にも有効であり、良い結果をもたらし、改善を目指しています。